ネットでの出会いは、お互いのことを全く知らないところから始まります。たいていの場合、最初に得られる情報はプロフィール写真です。
pairsやTinderなどのマッチングアプリを筆頭に、プロフィール写真だけで相手に興味があるか判断するサービスも多いです。
そのため、プロフィール写真をより印象の良いものにしようと努力する人は多いですが、盛りすぎても実際に会った時のギャップが大きくなり、関係が進まなくなる場合も、、、
では、会ったときにギャップを生まないために良い方法はないのでしょうか?
実は、写真の内容(写っている物や人、場所など)には、見た人が相手の性格を読み取りやすいものがあることがわかっています。
相手に自分を伝えられる写真はどのようなものなのでしょうか?
とあるSNSを対象に行われた実験
YouJustGetMEというSNSサイトのデータをもとに、735人の評価者と評価対象となる440人のプロフィール写真を用いて調査が行われました。[1]
- プロフィール写真の持ち主は、あらかじめ自身の性格をBIG5(性格の主要な5つの要素)に基づいて評価しておく
- 評価者はプロフィール写真を見て、持ち主の性格を評価する
- それぞれの評価に差があるかどうかを比較する
この調査結果から、自分の性格を伝えられる写真の内容を知ることができます。
屋外で笑顔!そして複数人と映っているのが良い
先ほど紹介した調査で特に性格を伝えられていたのは、”屋外”で写っている写真でした。どんな場所で写真を撮るかによって趣味や仕事など活動がわかると考えれば納得ですね。
ただ、この調査では屋内と屋外という分別しかされていないので、レストランや居酒屋、その他の施設などが屋外に含まれているかはわかりません。その人の行動が伺えるという点では、居酒屋などの室内写真も効果的なのかもしれません。
屋外に次いで性格を伝えられていたのは”笑顔”の写真でした。笑顔にも歯が見えるものとそうでないもので分けられており、効果が高いのは歯が見えるくらいの笑顔でした。
中でも、数人と映っており、1人にフォーカスした写真が最も効果がありました。反対に、6人以上の大人数で写っている写真では効果が低減してしまうようです。
- 屋外
- 歯が見えるくらいの笑顔
- 他の人も一緒に写っている(6人未満)
この3つの要素をクリアすれば相手に性格を伝えられる可能性は高まるでしょう。
表情や服装はどんなものが良いか?
場所や人数が分かったところで気になるのが、表情です。笑顔がいいのか真顔がいいのか、キメ顔が良いのか、、、
答えを言うと、写真を撮るときの表情は笑顔のほうが良いです。そして、笑顔の中でも歯が見えるくらいの笑顔のほうが、口を閉じた状態の笑顔より効果的でした。
服装については細かなジャンル(フォーマルかカジュアルかなど)についてこの調査では言及されていません。しかし、男性の場合は帽子などで頭が隠れているかどうかでその人の性格を読み取れるかどうか変わってくるようです。
女性の写真を評価するときには、帽子の有無は影響を与えませんでしたが、男性の写真では影響があるとされています。おそらく、男性のほうが短髪の人が多く、帽子をかぶることによって髪形やセットの仕方などの情報がなくなってしまうからかもしれません。
まとめ
プロフィール写真で見た目だけでなく、性格や個性を伝えられるのは意外なことではありません。しかし、それを意識してプロフィール写真を選んだり、撮る人は少ないでしょう。
実際よりもカッコよく、かわいく撮れた奇跡の一枚を使ったほうが、アプローチに成功する可能性は高まる気もしますが、大事なのは出会ってから、、、そのあとの関係を深めるためにも、人柄の伝わる写真を選んでみてはいかがでしょうか。
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