あなたが出会いに使っているのは出会い系サイトですか?それともマッチングアプリでしょうか。
現在では、出会いのツールといえば”出会い系サイト”ではなく、”マッチングアプリ”になっています。
アダルトな目的のユーザーを除外しているマッチングアプリは、世間的なイメージも悪くないので、友達同士で一緒に始めるにも抵抗が少ないです。
しかし、それで出会い系サイトのユーザー数が減っているかというと、そんなこともないようです。
なぜ世間的イメージの悪い出会い系サイトが、新たな勢力であるマッチングアプリが現れても生き残っているのでしょうか?
恋愛・婚活以外の需要も受け止めている
出会い系サイトは表に出るものではなく、もともとアンダーグラウンドな存在だったため、人々の隠された欲求に対応しています。
マッチングアプリで書けば即BANされるような、周りには言えないような関係を求めることも出会い系サイトは否定しません。
浮気や不倫を否定しない
人に言えない関係の代表格といえば、浮気や不倫です。
有名人が不倫をすれば、メディアが鬼の首を取ったように報道し、それを見た人たちも批判をする世の中です。
もしあなたが世間から見て不誠実な人間だとして、不倫や浮気をしていることが知り合いや友達にバレてしまったら、恋人との関係だけでなく、周りの人間関係にも悪影響があるでしょう。
しかし、そんな中で堂々と「不倫・浮気」というジャンルを用意しているのが従来の出会い系です。
あなたが恋人や結婚相手と
- うまくいってないけど、その関係から抜け出すこともできない
- 関係が冷めきって相手は不倫しているけど何とも思わない、こちらも遊びたい
という状況に陥ってしまっても、その状況を打開する方法はなかなかありません。
身近な人と関係を持てば周りにバレるのは時間の問題ですし、関係がこじれた場合に距離を置くのが難しくなります。
そういう相手を探すなら、できれば普段の生活と関わりのない人がいいですよね。
かといって、ペアーズやOmiaiなどのマッチングアプリを使っても、同じような関係を求めている人は見つかりません。真面目に相手を探している人にとっては迷惑ですし、お互いに時間と労力の無駄になります。
そんなときに手を差し伸べてくれるのが出会い系サイトです。
マッチングアプリよりもインターフェイスなど直感的な使いやすさでは劣るかもしれませんが、検索機能や掲示板で自分のニーズと会っている相手を探すことができます。
アブノーマルな趣味も?
不倫や浮気以外にも、SMや野外でのプレイなど、変わった性癖を持つ人のために「アブノーマル」というジャンルも用意されています。
いわゆる”ご主人様”を求めている女性や”女王様”を求める男性もいますし、「舐め犬募集」というディープな投稿までありますね。
ユーザーが書いている日記では、変態な趣味を持つパートナーとのプレイ内容を投稿している人もいます。
中には女の子二人にコスプレさせて3Pしている強者も、、、
真剣な恋人はさせてくれない、もしくは本命とするのは気が引けるようなプレイの相手を探せるのもマッチングアプリには無い、”出会い系ならでは”の良さですね。
業者が沢山いるから注意
ここまで紹介した、マッチンアプリではNGとなる”不倫・浮気”や”アブノーマル”というジャンルは、残念ながら”業者”や”個人売春”など商売目的の輩がつきものになります。
”業者”って何?という方に簡単に説明しておくと
業者とは:デリバリーヘルスなどの性風俗が、集客のために出会い系を使い、素人に成りすまして活動するアカウントのこと。
また、個人売春やキャッシュバッカーなど素人だけど目的はお金稼ぎのアカウントを指して使われることもあります。
業者など出会い系にいる悪い輩については、この記事で説明しているのでよかったらどうぞ→関連記事:それ、サクラじゃないですよ…
出会い系の運営側はこうした輩は見つけ次第BANしたり、ユーザーからの通報機能を用意することで対応しています。
しかし、やつらは消してもまた新しいアカウントを作ってくるので今も大量に存在します。
特にアダルトなジャンルで活動するので、その中で純粋なユーザーを見つけるのは難しい。というのがのが現状です。
男性ユーザーであれば、女性の掲示板投稿から探すのは諦めて、自分で投稿してメッセージをくれる相手を待つ。などの対策が必要です。
こういったジャンルは、本能である性的な欲求に訴えるので、ついつい怪しくてもエロい投稿に飛びついてしまいがちです。
時間とお金を無駄遣いしないよう、自制心をもって使えるようにしたいものです。
幅広い年齢層
30代、50代もざらにいる
不倫というジャンルが用意されていることからわかるように、出会い系には若者から熟年の方まで幅広い年齢層の会員がいます。
年齢高めのユーザー層は、登録期間も長くマッチングアプリより出会い系サイトに親しみを持っている人が多いです。
広告によるイメージ転換とアプリリリース
ピュアとアダルトの二刀流?
出会い系といえば以下のような…

「エロいギャルとヤレル!」
「Hな人妻と不倫セックス」
など、アダルト前回の広告を打っているイメージが強いですが、時代の流れとともに出会い系サイトのイメージ戦略は変わって行きました。(PCMAX※R-18の例)

2012年に恋活マッチングアプリの代表である「pairs」がリリースされ、清純派の出会い系が流行り始めると、老舗出会い系サイトもその流れに乗り、純粋なイメージの広告を打つようになったのです。
サイトのトップページもマッチングアプリ風に変わりました。
しかし、従来通りのアダルトな広告も打ち続けており、ピュアとアダルトどちらのユーザーも獲得できるイメージ戦略となっています。
アプリでのアダルトコンテンツ排除
大手出会い系サイトのほとんどがアプリをリリースしていますが、その内容にはウェブ版との大きな違いがあります。
それは、アダルトコンテンツの有無
アプリを管理しているApple StoreやGoogle Playでは、アダルト要素が一切禁止されており、アプリ版の内容は、web版からアダルトコンテンツを取り除いたものになっているのです。
それにより、出会い系側が意図してか知らずか、アプリではアダルトコンテンツを苦手とする人でも使いやすい内容になっています。
ここで注意:アプリ版、ウェブ版どちらもユーザーは共通しています。厄介なことに、アダルト内容のプロフィールはその部分だけ消されて他のプロフィールが表示されることもあります。
こうなると、
「純粋な出会いを求めている人がアダルトに興味ある人にアプローチしてしまう」
「業者アカウントをプロフィールで見極めるのが難しくなる」
となるので注意が必要です。
最後に、、、出会い系の闇
いかがだったでしょうか。
新勢力のマッチングアプリに押されながら、老舗出会い系も独自の戦い方でユーザーを増やしているのです。
ただ、1つだけ大きな懸念がありまして、アダルト要素を受け入れていると、運営側はどうしても業者の活動を防ぐことができません。
それを目的とする男性たちも存在するため、援助交際の温床になることで、業者と男性のやり取りも産まれます。
また、業者を見抜けない人たちからすれば、やつらがサクラと同じような役割を果たしてしまいます。どれだけ出会い系サイト側が対策をしていても、この一面が存在することは確かです。
この出会い系の闇ともいえる部分がある限り、出会い系に対する批判的な考えはなくならないでしょう。利用する側も、その点を十分に考慮して使う必要があります。
コメント