ネット上には、出会い系に関する詐欺以外にもフィッシング詐欺や偽ショッピングサイト詐欺など様々な種類の詐欺があります。
次々と新しい手口が生まれており、これらをすべて対策するのは難しいように思えます。
しかし、やり方は違っても彼らの最終的な目的は限られています。そのため、手口にも共通点があります。
また、ほとんどのネット詐欺は、ある簡単なことをすることで被害を防ぐことができます。
ネット詐欺の目的と共通点を知り、シンプルな対策で被害に会うのを防ぎましょう。
ネット詐欺に共通する特徴
目的は2つ!お金か個人情報
ネット詐欺の最終的な目的は、お金か個人情報を得ることです。
彼らはこちらの情報を持っていないので、ハッタリをかましたり嘘をついて私たちに行動させようとしてきます。
お金を求める場合は、
- 口座への振込を促す
- 電子マネーの購入を求める
個人情報を求める場合は以下の情報を入力するよう求めてきます。
- 銀行口座番号
- クレジットカード番号
- 氏名、年齢、住所、電話番号
- アカウント情報(ID、パスワード)
代表的な手口
細かい内容が違っても、彼らの手口は共通しています。
はじめはメールやメッセージ、SNSの投稿に彼らが用意した偽サイトのリンクを貼ります。
リンク先のページやメールの差出人は、アダルトサイトや出会い系だったり、ショッピングサイトなど様々です。有名企業や銀行、政府の機関など信頼度の高い組織を装うこともあります。
そこにアクセスした人たちに対し、個人情報を入力させるか、架空の請求をして、指定した口座へお金を振り込ませます。
その際、制限時間を表示したり「危険」、「注意」、「警告」などの言葉を強調し、危機感をあおってきます。
共通する対応策
ネット詐欺に共通する3つの対応策を紹介します。
無視する
ネット詐欺では、こちらの重要な情報を知っていることはありません。手当たり次第にお金や個人情報を要求して、引っかかる人を待っているのです。
中にはIPアドレスなどを画面に表示して、「あなたのこと特定しています」と脅してくることもありますが、こちらが情報を入力してしまわない限り彼らは何もできません。
そのため、無視するのが良い対応策になります。決して確認のために相手にコンタクトを取らないようにしましょう。
本人や公式サイトを確認する
友人のアカウントからお金を要求する不自然なメッセージが来ても無視しづらいです。
また、普段自分が利用しているカード会社や宅配会社などの名前で連絡が来ると、多少不自然に思っても不安で無視できない場合もあります。
そういうときは、友達本人に確認したり、サービスを提供している会社の公式サイトに確認してみましょう。
そのとき、送られてきたメッセージなどに直接返事をするのではなく、他の連絡手段を使ったり、検索から公式ページにアクセスしましょう。
検索エンジンで同じケースに遭遇した人を探してみる
ネット上の詐欺は不特定多数の人に向けて行われるので、同じ状況のひとの口コミがあったり、企業やネット詐欺対策組織が注意喚起しているページが見つかることがあります。
どうしても無視しづらい場合はgoogleやyahooなどの検索エンジンで似たような事例がないか探してみましょう。
不安なときや被害に会ったときの相談先と通報先
「公式ページをみたり検索しても、詐欺かどうか判断できず不安が解消されない!」
「焦って個人情報を入力してしまった。お金を振り込んでしまった!」
このような場合は以下の連絡先に相談しましょう。被害に会った場合は、最寄りの警察署へ行くのも良いでしょう。
注:都道府県によって相談窓口がない場合もあります。
詐欺被害相談をうたった詐欺もあるので注意!
詐欺被害相談窓口として着手金といった名目でお金をだまし取る詐欺もあるので、必ず正式な機関に相談しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。ネット詐欺はこちらから情報を与えない限り相手は何もできません。
心当たりのないものは無視しましょう。もし不安なら公式ホームページなどを確認する。もしくはインターネットで似たような事例がないか検索してみましょう。
それでも解決しない場合や、被害に会ってしまったときは焦らず警察など正式な機関に相談しましょう。
間違っても詐欺被害相談を装った詐欺で二次被害に会わないようにご注意ください。
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