仮氏理論は相手を傷つける?その意味と大きなデメリット

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仮氏という言葉を言い訳にして、自分に好意を持ってくれる相手を傷つけていませんか?

水野敬也というブロガーが、彼のブログ内で提唱した”仮氏理論”、”仮氏”という言葉がドラマでも使われました。

”仮氏”とは、”仮の彼氏”の略で、婚活でより収入の高い男を見つけるために、女性の魅力を上げる手段として仮の彼氏=仮氏を作りなさいというのが仮氏理論の主張です。

どれだけ世の中に浸透しているのか正確に計る方法はありませんが、この理論を実際に使っている人や、紹介している記事も見受けられます。婚活に限った用途ではなく、恋愛でもよりスペックの高い相手を求めて使われています。

しかし、この理論、仮氏を作った側の女性にはメリットがありますが、仮氏にされた側の男性にはほとんどメリットがなく、デメリットばかりです。

また、仮氏を作った女性側にもデメリットは存在します。仮氏について説明しているネット記事では、このデメリットを正当化しているものもありますが、いいことばかりではありません。

仮氏側のデメリット

仮氏を作るとき、自分に好意を持っている人を選ぶよう

時間と労力、お金を無駄にする

彼女や好きな相手とは、Lineや電話で話したり、愚痴を聞くのも苦ではありません。むしろ幸せな時間です。クリスマスなどのイベントの日には、良いレストランに行ったりプレゼントを贈ることもあるでしょう。

しかし、相手にとってただの”仮氏”だった場合、その相手と両思いになることはありません。両思いだと思うときがあったとしても、それはただの勘違いということになります。もちろん結婚まで進むことはありえません。

相手に新しい彼氏が見つかれば、Lineや通話、デートだけでなく、好きな相手のことを考えていた時間はすべて無駄になります。プレゼントやデートで行く先を考えたり、相手の愚痴や相談に乗った労力を無駄になり、使ったお金も帰ってくることはありません。

裏切られ、騙されている

仮氏は真剣に付き合っている、もしくはいい感じの関係になっていると思っていても、相手は合コンや出会い系、友達の紹介などで他の男性を探しています。

そのため、関係が進展すること仮氏側が望んでも、相手は拒んできます。

「今は仕事に集中したいから」

「もう少し落ち着いてから」

などと当たり障りのない言い訳をされるのですが、本音は「本命が見つかるまで今の都合の良い関係がいいな」ということ。仮氏側からすれば、相手の感情と行動に違和感を覚えますし、他の男性を求めていることを知れば裏切られたと感じます。

好きな相手とはいえ、自分の気持ちを利用されていたと知れば、一緒に過ごした楽しい時間も、思い出したくない嫌な思い出となります。仮氏側からすれば、浮気されていたのと同じです。

知り方がショッキングであれば、女性不信になることだってあり得るでしょう。

次の恋愛に進むことができない

仮氏側の男性は、相手との関係が仮のものだと知らないので、真剣に付き合います。

仮氏として利用されていることを知るか、相手に本命ができて振られるまでは他の女性に目を向けることもないので、まともな恋愛をすることができません。

自分のことを都合よく利用している相手に時間を使ってしまうことになります。何も知らずに一緒に過ごす時間は楽しいかもしれませんが、後から振り返った時に、いい思い出と言えるかは疑問です。

仮氏を作る側のデメリット

真剣に付き合う相手が見つからない?

仮氏を作れば、自己肯定感が得られ精神的な不安も軽減されるといいますが、それによって満足してしまい本命となる男性を求めようとするハングリーさが失われることもあります。

また、気持ちに余裕ができるため相手を選り好みしてしまい、なかなか本命の相手を決められない人もいます。さらには仮氏がいることを公言している(彼氏がいると周囲に言っている)場合は、真剣に付き合う相手を探している男性には敬遠されてしまいます。

仮氏がいることによって魅力が上がることもあれば、その代償に本命を見つけることが難しくなることもあるのです。

周りの同性からの評価が落ちる?

仮氏を作っていれば、常に遊ぶ男性がいる状態になります。そうすると周囲の友達からは「遊び人」「男が途絶えない」というレッテルを貼られる可能性があります。

周囲に相談に乗ってくれる友人がいなくなってしまえば最悪です。仮氏に相談すればいいと思うかもしれませんが、そうなったら仮氏に依存してしまい、本命が見つかったとしても仮氏と別れるのに苦労します。

別れを告げる必要がある

ただの男友達なら、「彼氏ができた」、「好きな人ができた」といっても、「へー、良かったね」と言うと思いますが

仮氏の場合は女性側に好意を持ってくれていますし、それまで恋人に近い関係(もしくは恋人としての関係)を続けているので仮氏側は

「あれ、今までの関係はなんだったの?」

と混乱し、怒る人もいるでしょう。

相手が納得しなければ関係がこじれてしまいます。恨みを買って面倒なことになる可能性もあります。

仮氏を作らずに似たようなメリットを得る方法

わざわざ自分に好意を持ってくれる相手を利用し、裏切るような方法でなくても、似たようなメリットを得ることはできます。

信頼できる男友達を作る

仮氏を作るメリットに、「定期的に会う男性がいることで、外見に気を遣う」とありますが、これは男友達でも同じ効果が得られます。

男友達相手におしゃれなんかしないよ。という人は、マッチングアプリや出会い系サイトで男友達を探しましょう。長い付き合いの友達だと見た目を気にしないかもしれませんが、初めて会う人ならある程度の緊張感を持てます。

ただし、相手が恋人を求めている場合もあるので、あくまでお互い相談や愚痴を言い合える友達関係であることをはっきりさせることが大事です。くれぐれも曖昧な関係になってしまわないように気を付けましょう。

パパ活してみる

仮氏を作っても気にならないほど、ドライに男性と付き合うことができるならパパ活もうまく使いこなせると思います。

年上で立場のある相手に会うとなれば、服装やメイクなど見た目にも気を使います。また、精神的に余裕のある男性を見つけることができれば、普段つらいことを話したり相談事を聞いてもらうこともできます。

ただ、パパになろうとする男性の中には体目的や横暴な態度をとる人もいるので自己責任で使用しましょう。

自分の精神面を改善する

正しい知識をもって対策をすれば、仮氏や男友達に頼らずとも自己肯定感を得たり、自分の魅力を上げることは可能です。

ただし、巷にあふれている自己啓発のセミナーや本には科学的根拠がなく、効果がないことも多いので気を付けましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。実は、仮氏理論に似たようなことは、男女どちらも昔からやってる人はいます。

彼氏やいい感じの人がいながら、他の男性との出会いを求める”キープ”をする人はいますし、彼女をセフレのように扱って、合コンやナンパを繰り返す男もいます。

既婚男性が魅力的なのと同じように、すでに仲の良い異性がいれば、好きな人ができても冷静かつ余裕を持つことができます。しかし、いずれも相手の気持ちを踏みにじる行為であり、こういった行為に嫌悪感を感じる人も多いです。

また、純粋な”好き”という気持ちを感じないようにしていると、異性に対してうまく立ち回れる代わりに、好きという感情がわからなくなることもあります。特定の恋人を作る気がないナンパ師にとっては有効ですが、恋人を求める人にはデメリットも大きいのです。

メディアが作り上げた言葉に踊らされず、他人を利用する形ではなく自分の魅力を上げれるようになるのが一番良いのではないでしょうか。


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