出会い系サイトとマッチングアプリって結局何が違うんでしょう?そしてどっちを使えばいいのでしょうか。詳しく説明します
どっちも”同じ業種”
出会い系サイトとマッチングアプリという単語がどんなサービスを指すのか明確に決められていません。しかし、どちらも”出会いを求める”という点では同じです。
また、法的には”インターネット異性紹介事業”にどちらも当てはまるので、運営するための条件や規制される内容は同じです。
関連記事-コレがなければ詐欺確定!インターネット異性紹介事業と受理番号とは?
…
インターネット異性紹介事業 異性交際(面識のない異性との交際をいう。以下同じ。)を希望する者(以下「異性交際希望者」という。)の求めに応じ、その異性交際に関する情報をインターネットを利用して公衆が閲覧することができる状態に置いてこれに伝達し、かつ、当該情報の伝達を受けた異性交際希望者が電子メールその他の電気通信(電気通信事業法(昭和五十九年法律第八十六号)第二条第一号に規定する電気通信をいう。以下同じ。)を利用して当該情報に係る異性交際希望者と相互に連絡することができるようにする役務を提供する事業をいう。 …
インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律-第一章第二条2
いってみれば、”レストラン”と”居酒屋”では提供する料理やサービスの質、そしてターゲットとする客層が違うけれど、どちらも”飲食店”であるのと同じようなものです。

同じ業種でも、サービスの内容が違うってことね

そういうこと。出会い系という括りでは、どちらも同じ
どっちも年齢確認が必須
規制する法律が同じなので、年齢制限はどちらも18歳未満利用禁止となっています。
当然、年齢確認が法律で義務付けられているので、免許証や保険証の写真を使ったり、クレジットを用いた年齢認証が必須となります。
児童でないことの確認の方法(インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律施行規則第五条)

出会い系サイトは年齢確認がないって聞いたことあるけど、、、

出会い系に見せかけた詐欺サイトや詐欺アプリでは年齢確認がないものがあるよ。
年齢確認をしないなら、確実にまともなサービスではないから気を付けよう。
主なサービス内容の違い4つ
Webサイトでもサービスを提供しているか?
出会い系サイトはスマホが普及する前から存在しているので、ウェブサイトからサービスを提供しています。また同じサービスをスマホ利用層に利用してもらうために、アプリもリリースしている出会い系サイトが増えています。
一方でマッチングアプリはスマホ普及後に”アプリ”としてサービスを提供しているので。ウェブサイトからは利用できません。
月額制かポイント購入か
マッチングアプリのほとんどは月額料金制をとっており、メッセージを送る回数に制限はありません。
一方で出会い系サイトの場合、購入したポイントを消費してメッセージを送るシステムとなっており、メッセージを送る回数が多ければそれだけお金がかかるものとなっています。
マッチングのシステム
従来の出会い系は、プロフィール検索で気になる相手を見つけたり、掲示板に投稿して相手を募集するスタイルです。気になる相手にはいきなりメッセージを送ることが出来ます。
一方マッチングアプリでは、気になる相手に”いいね”ボタンを押して、相手からも”いいね”がされることで”マッチング”となり、ようやくメッセージを送ることが出来ます。
この”マッチング”という壁が1つあることで、不特定多数のユーザーからメッセージが沢山くる煩わしさが軽減されています。
ターゲットの違い(利用者の目的)
殆どのマッチングアプリは、恋愛、結婚を目的としたユーザーを対象としており、あからさまに浮気や不倫、セフレを目的としたユーザーは排除されます。
一方で出会い系サイトでは、純粋な恋愛からセフレ関係、不倫や浮気にアブノーマルなセックスなどなんでもありです。サイト構成もアダルトコンテンツが堂々と載っており、ユーザーの性的欲求に訴えるサービスとなっています。
詐欺サイト・アプリは出会い系でもマッチングアプリでもない!別物!
前述した年齢確認のように、出会い系は詐欺サイトや詐欺アプリと認識がごっちゃになっている人が多いですが、これらは全くの別物です。法的に必要な申請や条件を満たさずにサクラ等を使い、出会いをネタに人を集めお金を騙し取る悪質なものです。
危険、うさん臭い、ぼったくり
というマイナスイメージが出会い系にあるのは、こうした詐欺サイトや詐欺アプリの影響が大きいです。(もちろん、出会い系を利用した犯罪のイメージもあります)
出会い系サイトとしてまともに運営をしているサービスは、キチンと法を守り、真摯に出会いを提供しているのに風評被害を受けている状況です。
コメント